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夕方、かけ声よろしく、息子がいつもの線路側の公園に走り込み、一目散に滑り台に行くと、滑り台の階段を上り、電車の真似をしながら通る電車を眺める定位置に、知らないお爺さんがしゃんがんで電車を眺めていた。滑り台の柵を両手でしっかりつかんで、じっとしていた。
それで息子は、大人しく戻ってきた。
by studio_hirune | 2012-07-11 14:50 | 日記
今日はこどもがひどく愚図った。
幼稚園から帰り、眠かったのに、泥だらけの息子を無理にシャワーで洗ったからだ。

その後は、手のつけられない荒れようで、せっかく洗い流したのに、全身真っ赤になって、汗を噴きだして、ぐしょぐしょのべたべたになって、素っ裸で泣き続けた。近所中に響く泣き声だったけど、いつもの事だし、とぼんやり諦めて、放っておいた。
何をするにも、とにかく嫌だ、嫌だ、で泣き続け、ごろごろと部屋中転がり、足を振り下ろし、私に体当たりし、それでも治まらず、泣き続けた。
こういう時いつもそうするように、ただぼうっと、神経の足りない人のように、遠くに子供の声を聞いて、治まるタイミングを待った。
けれど、この日は治まらず、よかれと思って差し出した手や言葉が、いちいちこどもを憤慨させ、いつまでもこどもの癇癪は治まらなかった。
しまいに、私の髪を引っ張って振り始め、力だけはどんどん付いてきたのに、加減は出来なくて、よろっと振り回されるうちに、私は自分の中の憤りの空間に、ぽろっと落とされてしまった。

どうにも治まらなくなり、急に立ち上がりトイレに閉じこもると、泣き叫び追ってきた息子をよそに、「このまま何もかも消えてくれ」と、頭を抱えた。
暫くじいっと、そうしていたが、こどもの泣く声も、私の怒りも治まらず、「ああ!」と叫びながらトイレから出、取り込んだままの洗濯の山に向い、こどもに背を向けたまま、怒りながら洗濯物を畳んだ。「あー、もう、嫌だ、嫌いだ!」と叫びながら、手を動かした。
怒りは逆転し、何か息子が言っても、「知らない、うるさい!」と背を向けたまま、叫んだ。怒りの治まらない醜い自分に、嫌気がさし、情けなくて泣けてきた。
洗濯物が済むと、そのまま背を向けて、ごろっと文字通り、ふて寝した。こどもの言葉にも耳に蓋をして、ただじいっと目を開け、横になった。

そのうちこどもが、タタっと自分の部屋に駆け込み、暫くすると、おもちゃをガチャガチャする音と、2、3回しゃくり上げる声が聞こえた。
そして、唇を歪め、ベソをかき、横目で私を見ながら、おもちゃを抱えて、私のいる部屋に戻り、私から離れたところで、メソメソ泣きながら、一人で遊び始めた。

私は切なくなった。こどもの寂しさとか、悲しさとか、今の抱えてる気持ちが、もろに伝わってきた。ごめんね、もういいよ、と声をかけたかったが、こどもをそんな気持ちにするまで怒り続けた自分が恥ずかしく、情けなくて、すぐにお母さんの顔になれなかった。
少しもぞもぞ、あれこれ空っぽに考えた後、こども同士がそうするように、「何、してるの?」と話しかけた。こどもはすぐさま駆け寄ってきて、何もなかったように、おもちゃの説明を始めた。少しずつ、お互いの緊張が解けた。なんとなく、そのままおもちゃで二人であそんだ。これでよかったのかな、と思いながら。

これでよかったのかな、と思いながら、ぼんやりと判断しないまま、やんわり小骨が引っかかったように毎日を送っている。
by studio_hirune | 2012-07-09 01:34 | 雑記