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月曜日。
生憎の雨の中、横浜へ。
天気ならば、中華街でも散策したろうに、一目散で乙辺さんの個展へ。
油絵の小さいのから、大きいのまで乙辺ワールドが展示されていた。
その中でも、鉛筆画にとてもひかれた。無いものを、きちんと描く。空間や、世界が出来上がっている。完成度の高い「ドコカノ国」へちゃんと迷わせてくれる。その感じがとても好き。
息子のお迎えの時間もあり、かなりの忙しなさでとんぼ返りで、帰宅する。
息子は今日も、延長保育の時間になると、泣いたらしい。
気が重い。

火曜日。魔がさして、車で高崎まで行く。古代蓮を過ぎ、のぼうの城近辺を横目に、埼玉って、ひろーい‼走っても走ってもまだ抜けられない、お釈迦様の手のよう。グッタリ。川を渡って、景色が雄大になったなぁ、と思ったら、県外。埼玉県は、景色に変化がほぼ無かった。
群馬県に入ってすぐ、事故があった。白い車で、エンブレムを金色にカスタマイズした車、追突で前がペシャンコ。成金っぽい趣味の車。ぶつかったはずの、相手は見当たらず。派手なダンプに付けるような、銀のキラキラしたバンパーが転がっていた。
高崎市美術館に、友人の長野順子さんの展覧会。長野さんの高崎の高校の同窓生と恩師との展示。長野さんの友人で、元々仏師になりたかったと、その昔仰言っていた、三輪途道さんの彫刻も楽しみにしていた。
美術館に着くと、まず息子は美輪さんの犬の彫刻へ突進。すんでの所で捕まえる。版画作品と違い、彫刻も油絵も、剥き出しのままの展示なので、作品を見るより、息子を監視するので精一杯だった。そのうち、作品よりも吹き抜けの階段などに興味を示し、はしゃぎ始める。ずっと車に縛りつけてたのだから、やっぱりちょっと可哀想だったと反省。結局そそくさと美術館を後にする。もう少しゆっくりと見たかったなぁ。展覧会を堪能できるのは、何時になるだろう。
流石に上州は、風が強く冷たく、息子とひゃーひゃー言いながら、お菓子を売ってそうな所を探しに出る。
駅前のコンビニで息子にお菓子を与える。帰りの車は大人しくさせることに成功。お陰で、帰ってからも食事せず。かなりの行儀悪さで転がってるけど、今日は、目を瞑る。
帰りの車で見た群馬の山の、夕暮れの寒空にキリリと浮かんだ、群青の稜線が美しかった。行った甲斐があった。
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by studio_hirune | 2012-11-27 23:36 | 日記
コバルト画房の工房展、終了。
遠いところいらして下さった方々に感謝です。
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柳沢画廊に行く前に、ギャラリーハウスMAYAにて、深瀬優子さんの個展に行く。静かで深い世界。品がよく、地に足を着けて、しっかりと描いているのが、分かる。モチーフを、盛り込み過ぎない、必要な物を見極めて画く、引き算の勇気についてお話する。共感できるけど、難しいこと。
次に、ブックギャラリーポポタムにて、9squareさんの個展。とてもとても小さな世界。息をひそめて、繰り広げられている物語。
いっぺんに世界に引き込まれてしまう。空間の空気までよい。全てに考え抜かれた展示には、勉強させられる。
作品を作ることだけでなく、その先まできちんと表現すること。作品を客観的に見る目がきちんとあるということ。
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by studio_hirune | 2012-11-24 23:46 | おしらせ
水曜日、午後3時頃まで工房展の当番。
ちょうど遅いお昼を済ませたころ、蔵書票展などでお世話になった、永島さんが来てくれた。
北浦和の県立近代美術館で、ベン・シャーン展を見て来たのだそう。
お忙しい身なのに、丁寧に作品を見て下さる。

当番の時間が終わり、息子は母が見てくれる事になったので、動ける時に見て回ろうと、まずは有楽町の東京国際フォーラムのアートショップギャラリーにて、自分の展示を見て来る。
女性ばかり、8名の展示。圧巻。私のは、ほんの少し。中々素敵な空間で、きれいに展示して下さっていた。こちらの会期は今週の日曜日、25日まで。
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その後、歩いて京橋のギャラリーくぼた6Fで、Ega版画工房展。こちらの会期も、コバルト画房の工房展と被っていて、今週いっぱい。
工房展は、観ていて本当に楽しい。同じ銅版画で、こんなに表現が色々なんだなぁ、と、同じ狭い技法なだけに、かえって個性が目立つ。他では味わえない。
小品を袋に入れて売っているコーナーがあって、版画ならではだよなぁ、と感心。こうすれば、もっと身近に、気軽に版画を手に取ってもらえそう。

大急ぎで京橋を後にし、次は神保町のsatelites art lab に、美学校時代からの知人、古賀智子さんの個展へ。新作は少ない、と言うものの、版画の持つ勢いは相変わらず。細身の本人からは想像出来ない、潔い、線の走った作品。何度目にしても、大作は物凄くパワーを受ける。シンプルなモチーフと、大胆な力強さと。私には持ち合わせないもの。
子育てしながらの制作、生活の事など、色々と話し込んで後にする。

木曜日。友人の日本画家、むらいゆうこさんが、工房展に来て下さる、というので、今日は息子を連れて車で浦和へ。コインパークが軒並満車でぐるぐる。結局、うらわ美術館のあるホテルの地下駐車場へ。
駐車場から歩く途中、ちょうどむらいさんから電話が入り、駅から向っているというので、途中で待合せて柳沢画廊へ。コバルトには、比較的大人な方が多いせいか、他に惑わされないで、自分の世界を黙々と歩んでる感じがいい、この先自分が続けて行くにも、大事な事かもと、むらいさん談。
確かに、それは私も感じていた事。表立った、華やかさはないけど、大福のように作品を作っていきたい。

久しぶりに会ったので、息子を伴い、むらいさんと楽風へ。
毎度ながら、ただの煎茶がこんなにも旨いのかと、まろやかで甘くて、色々な味が湧いてくるのに感激する。二杯目、三杯目と自分で入れると、味に深みがなく、強くなってしまう。でも、入れるたびに変わる味にも、毎回驚く。
息子は和菓子を手掴みでムシャムシャ。繊細で可愛いのに、まだそこは味わえないみたい。
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お店に不釣合いに、表にヤクルトののぼりが立っているなぁ、と思ったら、二階のギャラリーで、10何年もヤクルトのカレンダーのイラストを描き続けている、という絵本作家でイラストレーターの山本祐司さんの個展をやっていた。
運良くご本人がいらしている日で、むらいさんは面識があったらしく、色々お話させて頂いた。
似顔絵募金というのをやっていたので、早速息子も記念に描いてもらった。全くジッとしていないのに、スラスラと、何割増しかに可愛く盛って描いて下さる。
記念にクジを引いて、ヤクルトを貰って帰る。山本さんが子ども時代に使っていたという、ヤクルトの景品?のウサギのプラスチック水筒が可愛かった。
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左上、古賀智子さんの個展のDM。
左下、Ega版画工房展のDM。
右は山本さんに頂いたヤクルトカレンダーに、息子の記念の似顔絵。握って離さないので、少しシワに。額に入れて部屋に飾ってあげるから、と言うとやっと納得して渡してくれた。
寝るまでずっと、ハルくんの部屋に飾ってね、としつこく言って、ストンと寝た。
by studio_hirune | 2012-11-22 23:16 | 日記
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本日より、24日(土曜日)まで、浦和の柳沢画廊にて、お世話になっている、コバルト画房の銅版画工房展が行われます。

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お近くにおよりの際は、ぜひ足をお運び下さい。水曜日、午後3時迄は在廊予定です。

柳沢画廊
330-0063
埼玉県‎ さいたま市浦和区
高砂2丁目14−16
TEL 048-822-2712
11:00〜19:00 最終日18:00まで
by studio_hirune | 2012-11-18 16:10 | おしらせ
銅版画作品を有楽町フォーラム・ギャラリーにて展示しております。

「銅版画展 
~冬をむかえるその前に~」

会期:11/9(金)~25(日)
会場:東京国際フォーラム B棟1F 
フォーラム・アート・ショップ内ギャラリー

※開店時間 10:00~20:00 
(最終日のみ17時まで)

うすいみわ
江川朋子 
柿崎かずみ 
蟹江杏
上砂理佳
キムラトモミ 
松本里美
山岡康子
(アイウエオ順、敬称略)
計8名での展示となります。

お知らせが急になりましたが、
お近くに起こしの際は、是非お立ち寄り下さいませ。
by studio_hirune | 2012-11-09 19:19 | おしらせ
朝から家族で出掛ける。昼に実家の両親と待合せ、信濃町の「大漁」でお昼。夜との落差が激しくて、少しがっかり。でも、大将は、とてもいい方で、息子に煮豆や、オモチャなど持って来ては、気さくに話してくれる。
仕方ないので、ビールとひれ酒で誤魔化す。昼間から…。

その後、家族は息子を連れて、迎賓館までお散歩。私は歩いてギャラリーハウスマヤへ。楽しみにしていた、岡田まりえさんの銅版画展。行けないんじゃないか、と思っていたので、具合良く時間が取れてよかった。
銅版画を始めた頃に知った、岡田さん。以来、憧れている作家さん。
芯がある作品で、かつ、銅版画を感じる事の出来る作品。自分の絵柄、だけでない、銅版画と向き合ってる感じが、目を覚まさせてくれる。
岡田さんの絵だなぁ、と見て回る中、何かガツっと引っ掛かりを感じる作品があった。一つは色も柔らかいのに、何だか、ギュッと、ガツっとしてるなぁ、何だろう、と眺めていたら、目の前で売れた。私もお金があればなぁ、と見ていると、それは新たな試みをした作品なんだ、と岡田さんが仰っていた。
突き当たりの大きな作品も、同様だそう。突き当たりの作品の、ガツっとした強さと、儚い感じは何だろうと、ずっと気になった。ギュッと込めた力を、ふっと離した時の、切ない感じかなぁ、と思った。ギュッと力を込めた時にだけ、一瞬強く光って、手放した途端に、あわあわと漂って消えていく。儚い感じだけでは表せない、込めた強さの跡を感じるから、より切なさがますのかなぁ、と、その表現力とか、そこにたどり着くまで諦めないで向き合ってる姿勢とか、色々なものに頭が下がった。
こんな表現、中々出来ない。上辺でやろうとしても、駄目だ。印刷されると違いが分かりづらくなるけど、本物を見ると、圧倒される。
最近、こんなに格闘して一つの作品を作ってないな、とギャラリーを後にして、後から後から湧いてくる岡田さんのパワーに、帰り道の景色も上の空になった。
いいものを見せて頂いた。

別行動の家族と合流し、池之端へ。
両親が息子を連れて行きたがっていた、西本知実さん指揮のイルミネートコンサート。子連れで行ける、というふれこみだったけど、屋外ステージの割に、皆少しかしこまった感じ。案の定、退屈し始めた息子との格闘。もう少し、ラフな感じかと思った。オーケストラはフルではなく、弦楽器など、半数くらいの人数だったけど、思った以上の迫力。盛り上がる所では、流石の息子も乗り出す。イルミネート映像とのコラボ云々、だったけど、あれなら映像は要らない感じ。申し訳ないけど。暮れる空を眺めながら聴く方が、いい。
水辺という事もあって、日暮れと共に、どんどん寒くなって、1時間が限度。短めの程よい時間で解放されてよかった。かえって真冬なら、もっとモコモコした格好で、耐えられたかも知れない。

夕暮れよりも、暮れてしまった方が、温かい気持ちがする季節になってしまったなぁ。
by studio_hirune | 2012-11-04 08:14 | 日記