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お知らせしそびれていましたが、昨年11月に絵本が発売になりました。
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「しあわせなリンゴの木」
文 なかむら かこ
絵 柿崎 かずみ
文芸社 刊行

年老いたリンゴの木と、旅をするヒヨドリとの触れ合いを通して、自らと世界の繫がりを知るお話です。
by studio_hirune | 2014-02-20 10:00 | おしらせ
忘備録として。

ちょうど子どもが生まれる頃と前後して、多版多色で作品を作るようになった。それまで、ハーネミューレのナチュラルを使っていたけれど、そのきなりの色も気になるようになり、白い版画用紙を探した。
アクアチントの色面を重ねるような作品に、ハーネミューレのよく色を拾ってくれるところが、ベッタリと感じるようにもなっていた。
それでもまず、白いハーネミューレを試してみたが、とても同じハーネミューレ紙とは思えない代物で、厚さも表面も全く違う。クリームとナチュラルは同じなのに、白だけ違うのだ。希望としてはBFKのような紙だけれど、BFKは私には高すぎる。以前使っていたsomesetもかなり好みだったけれど、今は入手困難。
その頃、お世話になっている方から「銅版用ではなかったけど、〈いづみ〉が使えたよ」と助言を頂いた。その方もアクアチントの多色刷りをしていた方なので、信頼出来る意見だった。早速取り寄せて使ってみると、かなりいい。値段も魅力。暫く使ってみる事にした。
しかしここのところ仕事で、ドライポイントの後、着彩をするようになり、水彩紙では刷りの際心配だけど、いづみだと着彩の時にどうも気に入らない。
ホワイトワトソンに刷って着彩して納品しているけれど、出来れば版画用紙として信用出来るものがいいと思い始め、展示の予定もなく、本格的に版画制作もまだ出来そうにない今のうちに、色々試してみようと思い立った。

まずはドライポイント
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上から、アルデバラン、ハーネミューレ白、ペセソレイユ、いづみ、ファブリアーノ白(220g)、
着彩したものはまだ撮影していないけれど、アルデバランはコットン100%のせいか、よく言えば味のある着彩になるけれど、今、私に求められている仕事の絵には向かない感じがする。でも、ドライポイントの刷り上がり具合は、この中では、とてもいい味が出ているように思う。それに比べると、いづみは、あまりにもアッサリし過ぎていて、わざわざドライポイントという技法を使う価値が、半減してしまう気がする。

アクアチント版
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上から、アルデバラン、ハーネミューレ白、ペセソレイユ、いづみ、左ファブリアーノ白(220g)、右ファブリアーノ(285g)
これだけ見ると、いづみでいいような気もするけれど、水彩の使い勝手を考えると、結局元の木阿弥。
それ以外では、ファブリアーノ(285g)の拾い方が良く、紙でストレスを感じることは無さそう。後は水彩の使い心地になるけれど、この中では1番値が張ることが、私に躊躇させている。
使ってみたい、という気持ちは湧いてきているので、結局ファブリアーノを取り寄せて、仕事はホワイトワトソンで、という、予算的には更に苦しくなる決断をしそう。
今回試して良かったのは、アルデバランが思っていたより、使えそうな紙だったということ。作品によっては、面白い味を出してくれそうな気がする。
by studio_hirune | 2014-02-19 20:27 | 雑記
先週、母が「あんた、誕生日だったから」とチューリップを3本くれた。
「産直で、これで168円だったのよ!安いでしょ!」と喜々として言われた。
値段、言わなきゃいいのに、と思った。
まだ元気に咲いてくれている。スーパーや駅の花屋さんとは違うみたいだ。
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by studio_hirune | 2014-02-19 20:17
夕食を実家で済ませ、やや遅くなって帰宅。
寝てしまったチビを肩に担いで、自宅マンションの団地タイプの階段を上ると、玄関の前に、見知らぬお婆さんがうずくまっていた。
うつ向き、部屋着にいつも羽織っているふうな、袖なしの上着の裾を、両手で必死につまんだり引っ張ったりしている。
一応、「大丈夫ですか?」と声かけると、笑顔で「ええ、大丈夫です、ありがとう」と答える。
少し様子が変だとは思ったけど、担いだ息子も重かったし、少し遅くなってしまった事もあって、取り敢えず、とにかく玄関に入りたかった。
年配層が多い、古いマンションなので、上の階の方の知合いなのかもしれない、などと自分に納得させながら、早く子供を布団に入れる事ばかり考えた。
でも、玄関で降ろした途端、子供は起きてしまい、そして外を覗くと、同じ場所にまだお婆さんは居た。
やはり変なので、意を決して、愚図る子供を抱いて外に出て、お婆さんに話しかけた。
お名前を伺っても、答えられず、何処から来たのかも分からない。自分が分からなくなっていることを悟られないように、笑顔で必死な対応を繰り返す。「大丈夫ですよ」となだめても「ええ、ええ、分かってますよ。寒いから気をつけないとね、小さいお子さんも居るし、私も見回っていたんですよ。じゃあ、お休みなさいね。」とお向かいさんの玄関のドアをガチャガチャと回す。
外は寒く、このまま子供を抱いて付き合っても、埒が明かない。まず警察に連絡することにした。お婆さんも、セーターの上に厚手の物を羽織ってはいても、外出着では無い様だった。
連絡してから、「警察」という言葉でお婆さんが慌てたり、萎縮してもいけないから、それとなく玄関で声をかけながら、お婆さんが又何処かに行ってしまわないように気をつけた。
それからふと、自分が知らないだけで、実は、マンションのご近所さんの、お母様なのかも知れない。だとしたら「警察」なんて大騒ぎし過ぎて、かえってご迷惑だったかも、と思い、お向かいさんが、ちょうど自治会の班長さんなのを良い事に(去年は我が家だった)遅い時間だったけれど、呼鈴を押した。
怪訝な顔をして、ご主人が出て来た。長く住んでいるお向かいさんも、お婆さんには見覚えが無いらしかった。
経緯と、警察には連絡してあることを伝えると、「じゃあ、後は引受けるから、お子さん寝かせてあげて。」と、お婆さんを自分の家の玄関に座らせて「少しここで待っていましょうね。」と、遅い時間にも関わらず、快く引継いでくれた。
息子は遅くなって眠いのと、普段と違う様子に不安がって、「おまわりさん、ハル君家に来ちゃうの?」とベソをかいたが、電車の図鑑を読んでいると、じきに眠った。
だいぶかかってから、外から大きな人の声がして、お巡りさんがやって来た様だった。「うん、お婆ちゃん、大丈夫だからね。」という言葉の間に、「いつからここにいるの?」とか、「お腹は?空いてない?」とか「いつもお家では何してるの?」「そっか、お嬢さんと暮らしてるんだね。じゃあ、心配してるかもね。」とか、一見関係のないようで、答えられそうな会話から、お婆さんがどの位徘徊してて、1人暮らしでは無いのか、とか分かる範囲で情報を引き出していた。
私は「お名前は?」とか「お散歩されてるの?お宅は近いの?」とか、そんな事分かっていれば、帰れる訳だし、それすら分からなくなって、本人も慌てているのに、思い遣りが足らない、底の浅い事だったな、と申し訳なくなった。
お巡りさんは、若く見えるのに、適宜「うん、大丈夫だから、一緒にお家の方まってようか。」とお婆さんを安心させながら保護して下った。
自分のしていたことから思考を離して、今、この場で何が必要かを考えるのが、相変わらず劣っているなあ、できる人は初めての状況でも、気遣いも含めて有効に動くものだよなぁ、と思いつつ、まぁ、ザルの私の事だから、折角のこの経験も劇的にいつか生かされたりは、しないだろうなぁ。同じような事を繰り返すかねぇ。
廊下の蛍光灯に照らされた、プクッと丸くて白い、ニコッと笑った、お婆さんの小さな顔。
そんな事を思いながら寝た。
お婆さんもご家族も、今頃はお家でゆっくり眠れて居ますように。
by studio_hirune | 2014-02-10 23:12 | 日記
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子どもを見ながら、もっとモッチリと小さかった頃の佇まいを思い浮かべてスケッチしてみたけど、記憶の子どもがあやふなになっていて驚く。
by studio_hirune | 2014-02-09 21:50 | 作品